太ももの筋肉が硬いとジャンパー膝になりやすい?原因・症状・重症度・改善法

バスケットボールの試合でジャンプする少年たち

“膝”といっても、膝のお皿の下の部分に痛みが出る『ジャンパー膝

高校生や大学生に多いスポーツ障害で、症状が悪化すると靱帯が断裂してしまう可能性もあります。

ここではそんなジャンパー膝の原因やなりやすい人の特徴、重症度別の症状、応急処置や改善法をご紹介します!

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ジャンパー膝とは?【原因】

ジャンパー膝は、専門的には『膝蓋靱帯炎(しつがいじんたいえん)』と言われています。

“膝蓋靱帯”とは、太ももの筋肉から膝のお皿(膝蓋骨)を通り、スネの骨(脛骨)についている靱帯のこと。

ダッシュやジャンプなどの動作が多いスポーツで、太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)を酷使することで柔軟性が失われるのですが、硬くなってしまった大腿四頭筋が、運動をする度に膝蓋靱帯を大きな力で引っ張ります。

その引っ張りの力が繰り返しかかると摩擦で炎症が起こり、痛みが出たり、ひどい場合では靱帯が切れてしまう(断裂)ことがあるのです。

実は、ランニングの時には約700kgの力がこの靱帯に伝わり、ジャンプの時にはなんとこの力が約1000kg(1トン)にまで上がるのです。

数字にしてみると、すごい負荷がかかっているのが分かりますね。

ジャンパー膝になりやすい人

ハードルを飛んでいる選手

ジャンパー膝は、バスケットボールやバレーボール、陸上競技のハードル、サッカーをしているスポーツマンに多く発症します。

特に、部活を一生懸命頑張っている高校生や大学生に多く見られます

ダッシュや急なストップ動作、ジャンプや着地によって膝蓋骨の下の部分や上の部分に大きな引っ張りの力が加わるからです。

また、姿勢にも大きな関係があります。日本人に多い猫背だと、大腿四頭筋に自然と負荷がかかり、大腿四頭筋が硬くなってしまう原因となるからです。

大腿四頭筋が硬い人はジャンパー膝になりやすい兆候があるので注意してくださいね。

ジャンパー膝の症状は?【重症度別】

重症度 症状
Ⅰ度
  • スポーツ中に少しだけ痛みや不快感があるが、続けられる
Ⅱ度
  • 痛みがあるけど、運動をして膝を動かすうちに痛みが消える
  • 運動後に痛くなる
Ⅲ度
  •  しゃがんだり、ジャンプしたりすると痛い
  • 膝の下部分に腫れや圧痛がある
Ⅳ度
  •  膝蓋腱完全断裂
  • 立つことが出来なくなる

ジャンパー膝は、膝を曲げ伸ばしすると膝のお皿の下、または稀に上の部分に痛みを感じます。

そのまま放っておくとスポーツが出来なくなるくらい痛くなってしまうので、疑いのある人は整形外科をすぐ受診しましょう。

ジャンパー膝の応急処置

急激に痛くなったジャンパー膝には応急処置を行いましょう。

安静にする

スポーツが出来ないくらい、または日常生活に支障をきたすくらいの痛みがあるジャンパー膝の場合は、安静が一番です。スポーツを中断して、安静にしましょう。

アイシングをする

ジャンパー膝は膝蓋靱帯に炎症が起こっている状態なので、患部をアイシングしてあげると効果的です。炎症を抑え、悪化を防ぎます。

約15~20分ほど氷水で感覚がなくなるくらい冷やしましょう

サポーター・テーピングで固定する

安静時になかなか動かさないのは難しいという時は、運動制限をしてくれるサポーターやテーピングがおすすめです。膝の痛みや負担の軽減になります。

ジャンパー膝の改善法

大腿四頭筋を柔らかくする

ジャンパー膝は大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)の柔軟性がなくなることによって、膝の痛みを引き起こします

この痛みをなくしていくために、大腿四頭筋をほぐしていきましょう。

一緒に股関節もストレッチをするとさらに効果的です。

ウォーミングアップ&クールダウン

スポーツ前後のウォーミングアップ&クールダウンは軽視されがちですが、しっかりとした意味があります。ストレッチをして体をしっかり温め筋肉を柔らかくすることで、怪我をしにくい身体にするのです。

正しい姿勢を心がける

正しい姿勢と悪い姿勢

普段の姿勢があまり良くない人も多いのではないでしょうか?

膝の症状ですが、姿勢が悪いだけで大腿四頭筋に負担がかかってしまいます。少しでも負荷を減らせるように、普段から正しい姿勢を心がけましょう!

さいごに

「同じトレーニングをしているのに、なぜ自分だけジャンパー膝になるの?」と思っている人も、人それぞれ個人差があり、太ももにかかる負荷の限度も人それぞれ。

一度炎症や断裂を起こすと治りにくくなるので、早めに改善してくださいね。

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