スポーツで起こる内側側副靱帯損傷!【原因・重症度別の症状や治療法】

スキーをしている人

前十字靭帯よりも比較的治りが早い、“内側側副靱帯損傷(ないそくそくふくじんたいそんしょう)”。

別名MCLとも呼ばれ、膝の靱帯の中でも最も損傷しやすい靱帯と言われています。

ここでは内側側副靱帯損傷が起こりやすいスポーツや、その原因、重症度別の症状や治療法までをご紹介します!

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内側側副靱帯を損傷しやすいスポーツは?

内側側副靱帯損傷は、スポーツ外傷でよく知られています。

  • ラグビー、アメリカンフットボール、サッカーなどのコンタクトスポーツでのタックル
  • バスケットボール、バレーボールなどでの急な方向転換
  • スノボー、スキーなどでのジャンプ着地時や転倒

などに起こることが多いです。

内側側副靱帯損傷が起こる原因

まず内側側副靱帯(MCL)とは、膝関節の外にある大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)を結ぶ靱帯のことを言います。

膝を支える大切な4つの靱帯(前十字靭帯・後十字靭帯・外側側副靱帯)の一つで、膝が内側に入りすぎるのを防ぐ役割をしています。

この内側側副靱帯は、スポーツでのタックルや急な方向転換、転倒などで膝が捻じられながら内側に入ってしまうと切れてしまうことが多いのです。

膝の外から内側にかかる力を“外反力”といいますが、その外反力によりストレスが生じることにより損傷してしまいます。

内側側副靱帯損傷の症状(重症度別)

重症度 症状
Ⅰ度

軽症

  • 部分的に靱帯に傷がついている
  • 関節を動かしてもあまり痛まない
  • 膝の内側に軽い腫れがある
Ⅱ度

中等症

  • 靱帯の一部分が断裂している
  • 膝の内側に腫れがある
  • 関節を動かすと強い痛みを感じる
  • 膝が少しぐらぐらする(膝の不安定性)
Ⅲ度

重症

  • 靱帯が完全に断裂している
  • 前十字靭帯や半月板の損傷を合併していることがある
  • 膝全体が関節内出血により腫れることがある
  • 膝のぐらつきが強い(膝の不安定性)
  • 中等症よりも痛くないことがある

内側側副靱帯損傷の治療法と治療期間は?

治療法は重症度によって違います。

Ⅰ度・Ⅱ度では保存療法適応

Ⅰ度の治療期間は約1~2週間で、痛みが取れるまでギプスや装置で固定します。

Ⅱ度の場合は、約2~3週間はギプスなどでしっかり固定が必要で、治療期間はリハビリも含め約6~10週間です。

Ⅲ度では手術療法が検討

Ⅲ度では手術療法が検討されますが、最近では合併症(半月板損傷や前十字靭帯損傷)がない限り、保存療法が適応されることが多いようです。手術となれば、靱帯の再建手術が行われます。

膝がグラつくようであれば約2週間はギプスで固定し、その後はリハビリが必要になります。

治療期間は約2~3ヵ月です。

さいごに

もし症状に当てはまるものがあれば、すぐに整形外科に行ってくださいね。

スポーツへの復帰は前十字靭帯を損傷した時よりも比較的早いので、焦らずしっかり治しましょう。

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