再発の可能性が高い膝蓋骨脱臼!原因・症状・なりやすい人の特徴など

膝の痛みに悩んでいる人

スポーツをしている女子中高生に多い『膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)』って知っていますか?

膝のお皿が元の正しい位置から外れてしまう症状で、一度脱臼すると再発しやすくなるんです。

ここではそんな膝蓋骨脱臼について、原因や症状、なりやすい人の特徴や治療法をご紹介します!

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膝蓋骨脱臼とは?

まず膝蓋骨とは膝のお皿のことで、膝を伸ばす大腿四頭筋という太ももの前の筋肉の腱の中にある骨です。

膝にとって大切な膝蓋骨は、外側にずれないようにいろいろなものが働いています。大腿四頭筋の4つのうちの1つの筋肉が内側に引っ張り上げる作用をしていたり、大腿骨のくぼみの外側の土手が高くなっているのです。

この膝蓋骨がなんらかの衝撃で完全に外れてしまうことを膝蓋骨脱臼と言い、ズレてしまうことを膝蓋骨亜脱臼と言います。

10代の女性に多く発症し、一度脱臼すると20~50%の人が繰り返し脱臼をしてしまいます。これを“反復性脱臼”と言います。

膝蓋骨脱臼の原因

こんなにしっかりした構造になっているのに脱臼をしてしまうということは、それほどの大きい力が加わったと考えられます。

膝蓋骨脱臼は外からの力によるものが多く、そのほとんどがコンタクトスポーツでの衝突が原因とされています。衝突した時に(特に膝が曲がっているとき)無意識に大腿四頭筋に力が入り、膝蓋骨を外側に引っ張る力が加わり脱臼してしまうのです。

また、バスケットボールやバレーボールで多いジャンプの着地時にも、大腿四頭筋が強く収縮することで膝蓋骨が外側に引っ張られ脱臼しやすくなります。

膝蓋骨を脱臼しやすい人は?

膝蓋骨脱臼もなりやすい人の特徴があります。

  • X脚(外反膝)
  • 膝蓋骨高位
  • Q角が大きい
  • 膝蓋骨の形が異常
  • 大腿骨のくぼみが浅い
  • 大腿骨の土手の高さが低い

など…。いろいろな要因が膝蓋骨脱臼を引き起こします。

膝蓋骨高位とは、膝蓋骨が大腿骨のくぼみより上の位置にあることで、くぼみにしっかりはまらずにずれやすくなるのです。

Q角とは『膝蓋骨中心と大腿四頭筋の軸を結んだ線』と『膝蓋骨の中心と膝蓋靱帯の付着部を結ぶ線』が交わる角度のことを言います。

Q角

膝蓋骨や大腿骨の形や位置の異常は生まれつきのものが多いです。

膝蓋骨脱臼の症状

脱臼した瞬間に「ガクッ」となり、転倒することが多く、激しい痛みを感じます。

また、腫れがみられたり、膝が曲がったままで固まってしまうことも。程度によっては歩くことも困難になるでしょう。

自然と整復(元の状態に戻ること)されると動かせるようになることもあります。

膝蓋骨脱臼の治療法

よく脱臼する人(反復性脱臼)や、初めて脱臼した人でも再発しやすいと判断された人、脱臼の他に骨折が見られる場合は手術療法が検討されます。

手術療法以外では保存療法が対応されます。

保存療法

膝蓋骨を脱臼しても、だいたいの場合は病院につく前に自然に整復されています

元に戻っていない場合は整復した後に、サポーターなどを使い固定し、膝蓋骨を内側に引っ張ってくれる大腿四頭筋の1つの筋肉、内側広筋を鍛えていきます

反復性脱臼にならないように十分に気を付けながらトレーニングをしていく必要があります。

手術療法

少しの衝撃でもすぐ脱臼してしまうような反復性脱臼の人は手術が選択されます。脱臼の防止するのに重要な、内側膝蓋大腿靱帯(MPFL)を再建する手術が行われます。

まとめ

自然に膝蓋骨が元の位置に戻ることで、放置されることも多く、それにより繰り返して起こる脱臼に悩まされている人も多いです。

異変に気づいたらすぐ整骨院や整形外科を受診してくださいね。

治療は焦らずにゆっくり確実に治していき、反復性脱臼にならないようにしたいですね。

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